超高層マンションが建ち並ぶ地域に近い清掃工場の煙突と、いくつかの超高層マンションの高さを比較した。工場の煙突より高い超高層マンションが目白押しであることがわかる。これでは、冷たく安定した大気が地表付近に居座っているときに、工場から住宅地に向かってゆるやかな風でも吹こうものなら、煙突から出た煙がマンションの高層階を直撃してしまう。しかし、煙突の高さは、場所によって航空法に制限されており、自由に高くできないという現実もある。
[参考]
> 新馬場の賃貸
> 八王子市の新築分譲マンション
> いりなかの賃貸
> 大磯の中古住宅
> 淀屋橋の賃貸
空港の中心から半径二四キロメートル内では、飛行機の離発着に支障を来すことのないように、煙突や建物、鉄塔などの高さが規制されているのだ。品川清掃工場のある品川区の臨海あたりでは百数十メートルが限度である。もちろん、工場や火力発電所からの排煙には、大気汚染防止法によってさまざまな規制がかけられており、自動車の排気ガス同様、以前よりはきれいになったし、硫黄酸化物の排出は煙突の高さによっても規制されている。しかし、そうした有害排煙が拡散するのならまだしも、高い濃度を保ったままマンションに流れてくるとなると、長期的に健康に問題なしとはいえない。先に「高層マンションでは換気が大切」といったものの、これではうかうか換気もできない。しかも、以上のような大気の状態は、けっしてまれなものではなく、ふつうによく起きている。とくに大気が安定状態になりやすいのは十一月から一月にかけての冬期だ。ただし、工場によっては、煙突内で圧力をかけて排煙を上空高く噴出する、というような対策が取られているところもある。