分野はまったく異なるが、今回の第2のバブルにおける不動産証券化事業への進出と失敗は、前回のバブル時のリゾート進出とその失敗と軌を一にする動きといえよう。分野は異なるが、ある意味では新分野に進出して濡れ手に泡のぼろ儲けをしようという狙いという点では共通しているように思えてならない。リゾート進出は、東京などから比べると格段に安い土地を購入して、そこに箱ものをつくって高く売りつけて儲けようというものだったし、今回の不動産証券化は、各種ファンドを組成して第三者からお金を集めて事業を展開することで、いわば濡れ手に粟の儲けを期待したということができる。不動産という、リアルな実物商品に対して、これらはどこか虚業のような匂いがしてならない。ここで、思い切って本業に立ち戻るのが賢明というものだろう。
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