内閣の都市再生本部が二〇〇二年七月二日に第一次の「都市再生緊急整備地域」を指定した際、最重点地域は明らかに「東京駅・有楽町駅周辺地域」であり、とりわけその中心である「大手町・丸の内・有楽町」地区だった。確かに東京駅を核にしたこの地域は、日本の大手企業の本社が建ち並ぶビジネス・センターであり、日本の顔だろう。ここも汐留シオサイトや品川駅東口再開発のような、集中的なオフィス・ビルやマンションの建設・竣工ラッシュこそないが、規模でも、歴史的にも両地域をはるかにしのぐ大きな変身を始めている。
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キーワードは、汐留や品川東口と同様に、複合都市である。象徴的なのが二〇〇二年九月にオープンした新丸ビルだ。ビジネスに機能が特化していた旧丸ビルに比べるとよくわかる。地下四階・地上三七階の新丸ビルでは、地下一階から地上六階および三五・三六階はショッピング街とレストラン街が占めている。